ショットの精度が上がっても、打つべき場所を間違えればスコアはつくれません。「こんなときはどこに打つ?」。状況別の攻略法をレクチャーします。
◆パー4はボギーでもいいと考えよう
18ホールの中でもっとも多いパー4。レディスティでも距離的にも厳しい場合が多いので、基本、ボギー狙いでいいでしょう。ホールレイアウトをよく確認し、ボギーオン2パットで上がれるルートを見つけましょう。
足利城ゴルフ俱楽部 No.2
左グリーン ▶303ヤード
右グリーン ▶294ヤード
右ドッグレッグのティーイングエリアからグリーンが見えないパー4。ティショットの落としどころがカギ。
<ティーショット攻略法>
しっかり左に打ち出して逃げることがキーになるホール。右ドッグのコーナーまでの距離をナビで確認し、キャリーでコーナーまで行けるようなら右裾狙い。それ以外は左寄りを狙ったほうが山越えにならずに、セカンドが狙いやすくなります。
NGな攻略法…フェアウェイが左から右に傾斜がきつく林もあるので右に打ったらアウト。グリーン方向に打てず+1打は確実。
<セカンドショット攻略法>
左のOBが浅いため、届かないようなら右バンカーの手前にレイアップ。届く距離なら左グリーンなら左右グリーンの間。右グリーンならグリーン狙いでどちらに外してもいい、というモチベーションで積極的に。
NGな攻略法…傾斜の強いライはギリギリの番手だとミスを誘発します。ワンクラブ上げて8割のショットを打つなど傾斜に対しての番手選びも重要。
◆教えてくれたのは…中村英美プロ
パー4の考え方次第で、
スコアが大きく変わってきます。
1打ごとにちゃんと考えましょう
PGA・A級ティーチングプロ。2021年、PGA史上初の女性ティーチングプロ第一期生となる。幅広いゴルファーへのレッスンをはじめ、女子ゴルファーのキャスティングやコンペ・イベント企画を運営する「V・J ・Golf」主宰。ベストスコアは65。インスタアカウントは@hidemi_golf
Regina2024春号より転載 撮影/田中宏幸、ALBA、Getty Images イラスト/丸口洋平 ホール図/佐藤信男 スタイリスト/林かよ エディター/たかはしよし子 撮影協力/足利城ゴルフ倶楽部