世界の最新理論に精通する吉田洋一郎コーチが教えてくれた、パットに大切な17のこと。実は吉田コーチもパットが苦手だったのですが、欧米の著名なパッティング専門コーチの理論を学んだ結果、得意になったそうです。ここで挙げる17のアドバイスは、実験によって導き出された確率論など、世界レベルの理論を学ぶ中でまとめた、よりカップイン率が高まるポイントです。ぜひ実践して、上達を実感してください。
吉田洋一郎コーチが教えてくれる、パターが絶対得意になるレッスン
笹原優美プロが教えてくれる!パターを極めてスコアアップするための単純明快レッスン
真っすぐ打つストロークのためにはアドレスが重要
〈Advice1〉 ボールの位置は左目の下
目線(両目のライン)と打つラインを合わせることが絶対条件。そのためには左目の真下が正解。ツアープロはこの位置にセットしています。これで理想のフェース角度で打てます。
【これはNG!】
ボールが右すぎても左すぎてもNG!
ボール位置が右すぎるとロフトが立ちすぎ、左すぎると寝すぎてミスになります。
目線が手前、奥でも打つラインからズレる
〈Advice2〉 グリップは生命線で握る
握り方に正解はないといいますが、ツアープロに共通しているのが手のひらの生命線に沿って握ること。手のひらとグリップにすき間がなくなるので、パターとカラダに一体感が生まれます。
手で挟むイメージ
両手とも、生命線に合わせてグリップを挟むように握ります。これさえすれば、指を絡めても添えるだけでも自由でOK。
【これはNG!】
〈Advice3〉 手の位置は肩の下
パターを握る手の位置は、肩の真下が正解です。手がカラダから離れすぎると引っかけてしまい、近すぎるとボールを押し出すミスに。どんな構え方でもこれが鉄則です。
〈Advice4〉 腕とシャフトが一直線
パターを正確に動かす、つまりムダな動きをさせないためには、前腕とシャフトが一直線になる構えが大切。腕をシャフトの延長線として使えるので、カラダの動き通りにパターが動いてくれます。
〈Advice5〉 肩の向きはカップに合わせない
スクエアに構えようとすると、肩のラインを打ち出すラインに合わせる人がいますが、これでは目線とラインがクロスしてしまいます。
〈Advice6〉 体重配分は前後左右に5:5
アドレスでは、体重の配分も意識しましょう。右足対左足、ツマ先対カカトそれぞれの配分は5 対5が理想。これが偏かたよると目線のズレにつながります。足裏の土踏まずに乗るイメージです。
指導/吉田洋一郎(ひろいちろう)
1978年生まれ。ゴルフスイング・コンサルタント。世界No. 1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベター氏をはじめ、欧米の一流ゴルフインストラクター80人に直接指導を受けメソッドを学ぶ。欧米のゴルフティーチングに関する資格20以上を取得。『シングルになれるパット術 ロジカル・パッティング』(実業之日本社刊)ほか、著書多数。パシフィックリアライズ代表。
Regina冬号 P118~P119 の記事より抜粋
撮影/田中宏幸 取材&文/たかはしよし子 撮影協力/取手桜が丘ゴルフクラブ