男子ツアーでも1、2を争うイケメンの塩見好輝プロが、パッティングに悩みを持つ女性ゴルファーに贈る特別レッスン。
第7回のテーマはロングパットの距離感です。10~15メートルの距離でもきっちりと1パット圏内に寄せることができれば、スコアは一気に縮まります。まずは寄せる感覚を身につけましょう。
イケメンプロ・塩見好輝が女性のために教える ★超簡単にパットが決まる魔法のストローク★バックナンバー
◆カップに向かってボーリングのように ボールを転がしてみましょう!
以前、ある実験をしたことがあります。といっても難しいことではなく、15メートルぐらい先にあるカップに対して、ボールを下手投げで転がして寄せる実験です。
要は、ボーリングのイメージで転がしますが、不思議なことに、プロゴルファーとアマチュアでは大きな違いが生まれました。
プロはショートすることが多く、アマはオーバーすることが多かったんです。
なぜプロはショートして、アマはオーバーしたのでしょうか。それは、ボールの転がるスピードを考えているかどうかです。
プロはこれぐらいのスピードならカップまで届くと計算して転がすのでカップをオーバーすることがありません。ところが、アマは転がるスピードを考えずにある意味適当に腕を振るのでカップを大きくオーバーします。
ロングパットの距離感もまさにこのボール投げと同じです。
ロングパットを打つときは、ボールがどれぐらいのスピードで転がっていくのかをイメージしながら素振りを行ないます。すると、そのスピードに合わせた振り幅になるだけでなく、インパクトが強くなることもなくなります。
まずは、スタート前練習グリーンでボールを下手投げで転がし、ボールがどれぐらいのスピードで転がれば、どれだけの距離が出るのかを把握しておきましょう。