照りつける日差し、生い茂るラフ、スイングするたび奪われる体力…。夏ゴルフには女性が陥る落とし穴がいっぱい。もっとラクにプレーしてスコアアップするためのテクニックを、人気プロ・木原睦美さんが伝授します!
夏のパターでありがちミス
1.重い芝でショートしがち
2.今の打ち方、パターに合ってる?
◆転がりのいいタッチと打ち方を身につけよう
夏は芝が伸びるのが早く、午前中と午後ではグリーンのスピードが変わります。そのことを頭の中に入れておかないとショートすることが多いので気をつけましょう。また、パターヘッドの形状によってストローク方法が変わります。目標に対してヘッドを真っすぐ引いて真っすぐ出す打ち方がいいのか、ワイパーのようにインサイドインの軌道でストロークするのがいいのか、一度調べてみましょう。
1.重い芝でショートしがち
【対処法】夏のグリーンはテンポを上げる!
芝が伸びてグリーンのスピードが遅くなったからといって、インパクトを強くしたり、振り幅を大きくすると、距離感が合いません。インパクトの強さも振り幅も変えずに、ストロークのリズムを速めましょう。“イチ、ニ”を“イチニッ”にするイメージです。
2.今の打ち方、パターに合ってる?
【対処法】フェースの傾きを確認してみよう
自分のパターに合ったストロークをするだけで、パットの精度は大きく変わります。見分け方は水平に持った状態でフェース面の向きを見ます。真上を向いたら真っすぐ引いて真っすぐ出すストロークが、斜め上を向けばインサイドインの軌道で打つストロークが適しています。
◆パターフェースはどこを向きますか?
◆フェースが斜めを向く→インサイドインの軌道
ワイパーのように内側に引いて内側に振り抜こう
重心位置の関係でインサイドインの軌道でストロークすると、インパクトでフェース面がスクエアに戻りやすい。ボールの転がりもよくなる
◆フェースが真上を向く→真っすぐ引いて出す
フェース面が真上を向くパターはヘッドを真っすぐ動かそう
目標に対してヘッドを真っすぐ引いて真っすぐ出すストロークを行うことで、インパクトでフェース面をスクエアに戻せる確率が最も高くなる
木原睦美プロ…USLPGAティーチングプロ。広島を拠点に活動し、技術・マナー・メンタルに至るまでのトータルゴルフレッスンを実施。生徒一人ひとりのゴルフ人生を豊かにするための指導を行っている。YouTube「木原睦美のHappyゴルフ」でも、独自のゴルフ理論を展開中。
Regina2021年初夏号掲載 撮影/福田文平 取材&文/山西英希 撮影協力/南総カントリークラブ