ゴルフにピンチはつきもの。難しいライ、ミスの連続など自信をもてないシーンでは、メンタルのコントロールが超重要です。プレッシャーに負けず、冷静に対処するコツを覚えて、あなたのゴルフを成長させましょう!
【ケース3】大きな池越えのショット!しかも左足下がりのラフから!?できれば打ちたくないです~
→【アドバイス】ダメで当然。超難関は逆に楽しんで
これは、プロでも難しいシチュエーションです。会心の一打を求めず、ダメ元で、本日の最難関ショットを楽しんではいかが?もし池ポチャしても「やっぱり入れちゃった」とすっぱり割り切ればいいのです。
→【アドバイス】難しいケースほど、自分とじっくり対話して
ミスが出そうなときは「ベストはこの方向、別のクラブであそこ狙いもいいかも、最悪でもこんな感じ」といくつかのパターンを考えるべきです。プロは、このやりとりを、とことんキャディさんと行っています。みなさんも、声を出して自問自答すればいいのです。「逃げ道はどこ?」「今ここで自信をもって使えるクラブは?」…など、ミスをしないですむ方法がきっと見つかるはず!
【ケース4】おっきな谷越え!キャリーで110ヤードはキビシイんですけど…
→【アドバイス】谷を見ないで空を見よう。飛んでいくボールをイメージ!
恐怖の原因は、深い谷底や対岸の一番遠いところを見てしまうから。まず、向こう側との最短地点を探しましょう。最短距離なら十分とどくかもしれません。また、崖っぷちを見ていると目線が下がるため、フォローが小さくなってキャリーも出ません。ボールが弧を描いて飛びだす先、つまり空の方にアドレスすれば大丈夫です。
プロも実際やっている“気分の切り替え術”
自分との対話のほかに、オンコースで密かにできる感情コントロール法を伝授!
口角を上げて、リラックス
口角をギュッと上げれば、気持ちが和らぎます。女子プロもみんなやっています。失敗したときや緊張したときこそ、笑顔を意識して!
音を立てて気分転換
ヘアゴムをパチンと鳴らしたり、自分のお尻をパンッと叩くと、音がきっかけとなって気分転換に。ただし、道具に八つ当たりするのは絶対NG。
ゆっくり歩く&ゆっくり呼吸
ちょこちょこと早歩きをすると、気持ちも呼吸も高まってしまいます。ゆっくり大股で歩けば、呼吸も大きく深くなり、落ち着いてきます。
グッと力を入れて、抜く
顔や肩周りにグッと力を入れ、一気に力を抜きましょう。程よく力が抜けるので、悔しいときやイライラしたときにも有効です。
Regina 2017年春号より 撮影協力/ハンズゴルフクラブ 撮影/桜井ひとし イラスト/いいあい デザイン/アトム☆スタジオ エディター/大津恭子 指導/袋井理代