現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。
今回のテーマはクラブの番手ごとの距離を知る大切さについて説明します。自分の距離を正確に把握しておけば、コースマネジメントにも有効です。少なくとも、グリーンを直接狙うことが多いアイアンの距離は知っておきましょう。
ホールの形状や風、ボールのライを計算したうえで正確な距離を出しましょう
距離を計測するのは、サンドウェッジ、アプローチウェッジ、ピッチングウェッジ、9番アイアン、8番アイアン、7番アイアンの6本です。6番アイアン、5番アイアンを持っているなら、それらも含めてください。
各クラブ、5球ずつ打ち、どこにボールが落ちたのか、キャリーの平均値を自分の飛距離とします。基本的には、番手が1つ上がるごとに距離が10ヤード伸びる計算になります。
また、多くの練習場は飛びにくいワンピースボールを使っているので、コースでスリーピースボールを使って打つときは、プラス10ヤードの計算で打ちましょう。
グリーンを直接狙うことが多いアイアンの番手は全て飛距離を把握しておこう。
練習場はワンピースボールを使用することが多いので、コースでスリーピースボールを使うときは、10ヤードをプラスして距離を計算する
コースでクラブ選択を行う際、ボールからグリーンエッジまでの距離にエッジからピンまでの距離を足した数字に合わせます。
例えば、ボールからエッジまでが110ヤード、エッジからピンまでが10ヤードなら120ヤードの距離を打つクラブを選択しましょう。この場合、打ち下ろしやフォローなら1クラブ下げ、打ち上げやアゲンストなら1クラブ上げます。
また、ラフでボールが飛びそうもないと思ったら1クラブ番手を上げても構いませんが、まずは平らなフェアウエイから打つときの距離を把握するのが先決です。
平らなフェアウエイから通常のショットを行い、練習場と比べてどれだけ飛距離が出るのかを知っておくことが大切
ラウンド中に番手間の距離を打つケースもあるでしょう。その場合、大きめのクラブを選択し、スイング幅を小さくします。自分なりにどれぐらいの振り幅なら、どれだけ飛距離が落ちるのかも知っておくと、ラウンドの際に役立ちます。
クラブごとにどれだけの振り幅ならどれだけ飛距離が落ちるのかを知っておくと、中途半端な距離を打つときに有効