現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。前回から4回に渡ってお届けする基礎スイングのレッスン。今回はバックスイング&ダウンスイング編です。クラブを正しい位置に上げて下ろすことができれば、ボールは必ず真っすぐ飛んでいきます。
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ダウンスイングは骨盤→胸→腕→クラブの順番で動かしていきましょう!
ゴルフスイングでは“捻れ”が重要です。バックスイングで骨盤を右に45度回したら、胸をさらに45度回します。胸が目標の反対を向くか、背中が目標を向くまで上体を回します。注意点は、ヒザを正面に向けておくことです。その結果、上体と下半身の間に“捻れ”が生まれます。
骨盤を右に45度回したら、胸をそこから45度回す。そのときヒザは正面を向ける
トップスイングまでクラブを上げたら、今度はダウンスイングに入ります。ありがちなのは、クラブから下ろそうとする動きですが、最初に動かすのは骨盤です。骨盤を元の位置に戻し始め、その次に胸、そして腕、最後にクラブが振られてきます。この順番を必ず守って下さい。
ダウンスイングは股関節を元の位置に戻す動きから始まる
その次に胸を元の位置に戻す
それから腕が振られ、最後にクラブが振られる
よくカン違いするのが、体を素早く回さなければいけないという考えです。骨盤は最初に動きますが、その速度は一番遅く、最終的にクラブに追い抜かれます。逆に、クラブは最後に動き出しますが、速度が最も早いので、最初にフィニッシュの位置に到達します。骨盤の動きを速めると、クラブが追いつけないので、フェースが開いたままインパクトを迎え、右に打ち出すので気をつけましょう。
ヘッドスピードを上げようとして、骨盤の回転を速めすぎると、クラブが追いつけず、フェースが開いた状態でインパクトを迎えるので右に打ち出してしまう