ゴルフのスコアアップに欠かせない体力作り！ その体力作りを楽しみながら出来る方法があれば知りたくはないでしょうか？ 気になるその方法とは「登山（ハイキング）」です。今回は、登山がゴルフのスコアアップに効果的な理由2選をお伝えします。
「ベストスコア更新」「一日の気分転換」「美味しい食事」など、ゴルファーにしか味わえない「幸せ」を感じる瞬間があるはずです。その中でも「ベストスコア更新」これを達成するために、効果的な方法があります。それは、登山です。登山といっても本格的ではなくハイキングで大丈夫。そんなあなたにゴルフ&ハイキングの趣味を確立したくなる理由を、海外ヒマラヤ登山の経験もあるレッスンプロの川端いっせいが解説します。
◆スコアを更新するためには、歩くスキルをあげる
ゴルフのスコアアップに欠かせないスキルのひとつが「歩く技術」です。
誰でも歩くことなんて簡単にできるよって思いがちですが、ラウンド中にどれくらい歩いているか考えたことはありますか？ 一日ゴルフのラウンドをするとハーフ(9H)2時間15分、昼休憩1時間、次のハーフ(9H)2時間15分で、トータル5時間30分くらいかかります。では、その間にどれくらい歩いているでしょう？ 今では、乗用カートがあるのでラウンド全てを歩くことはほとんどないと思いますが、すべて歩けば全長6,000ヤードで約5.5キロ ホールの間が約2キロで、トータル7.5キロです。それに、水平距離から平均のアップダウンが50メートルとすると、×1.1倍します。約8.3キロです。
コースが変われば、アップダウンも多少違いますが、かなりの距離です。
普通に生活していたら、一日では歩かない距離をゴルフのラウンド中に歩いています。ラウンド中に、多少は乗用カートに乗っていても、少なく計算しても5キロは歩いているでしょう。日頃運動もしないで、いきなりラウンドに行けば間違いなく後半バテバテでスコアを崩してしまいます。そのために、ハイキングは一石二鳥なんですね。ハイキングの山頂までのルートは、尾根か谷筋を登っていき途中から稜線という山の高い位置の道を通って山頂へ登ります。登り始めの尾根や谷筋は少し息が切れますが、稜線へと出た瞬間に景色が一変。目下に広がる絶景のなか、歩ける幸せをかみしめつつ山頂へ到着というのが、大まかなハイキングのパターンです。山頂まで往復７ｋｍ程度の山であれば、のんびり登ってゆっくり景色をみて６時間程度で下山できます。（最後に都内近郊のおススメの山を紹介）
ゴルフ１ラウンドと同じくらいの距離時間でハイキングを完了することができます。
ゴルフのスコアアップのために、まずはハイキングで歩く体力をつけてみてはどうでしょう。
◆登山の歩きで、リズム感が良くなる
ゴルフのスコアアップに欠かせないもうひとつのスキルが「リズム感」です。
ボールを上手く打つために、スイングの形やクラブの軌道のことばかり考えがちですが、ゴルフスイングにおいて「リズム」「テンポ」もナイスショットの大きな要因です。
コースでのラウンドでは、スイングの形よりもリズム感の方が大切なんですね。急にスイングの形を変えようと思っても変わらなくて、ミスショットの原因のほとんどはリズム感です。
そんなリズム感を良くする方法としておすすめなのがハイキング。
ハイキングでは、往復で5時間程度山を歩きます。ほとんどの人は、おしゃべりをしながらでも、一定のスピード、一定の歩幅で歩いているんですね。
5時間くらい一定のスピードや歩幅で歩ければどうでしょうか？ 間違いなく一定のリズム感が身に付くと思いませんか！ 歩くリズムを掴んでくれば、スイングのリズム感も安定してくるのです。
歩く体力がついてリズム感が良くなれば、ゴルフのスコアアップに効果を発揮する事間違いなし。
ゴルフとハイキングの共通点は、「大自然のなかで体を動かす」「気の合う仲間との会話」など、幸せを感じられるポイントは盛りだくさん。ゴルフではゴルフ場のホールの絶景を堪能しハイキングでは山頂付近からの絶景を堪能できます。何が一番の楽しみになるかは人それぞれですが、自分なりの幸せの形をゴルフとハイキングのなかから探してみてはいかがでしょうか。
◆都内近郊のおススメの山 ２選
最後に都内近郊の初心者でも登れるハイキングの山を２つご紹介します。
◆定番中の定番「高尾山」
年間300万人が登るといわれる定番中の定番の山 ハイキングルートも多数ありロープウェイもあります。気軽にハイキングを始めるなら高尾山からスタートしましょう。
◆丹沢山系の名峰「大山」
年間13万人が登る丹沢山系で人気の山。標高700ｍまでロープウェイで登り、そこからのハイキングになるので初心者でも気軽に登ることができます。途中からは、富士山が大きく見えるのでそれを目当てに登る登山者も多数います。山頂から関東平野も一望できスカイツリーを見ることもできるので、あなたは見つけることができるでしょうか！
取材・文／レッスンプロ 川端いっせい
