現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。今回から4回に渡って、基礎スイングについて説明します。まずはアドレス編です。スイングの中で最も大切なので、ぜひ正しい形をマスターしましょう。
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左足のツマ先を開き、上体を30度前傾させましょう!
7番アイアンでの基礎スイングを身につけておくと、他のクラブでもボールを真っすぐ飛ばせる確率がアップします。まず、スタンスですが、“肩幅プラス50センチ”を目安にしましょう。これより狭くても広くても構いません。ただし、極端に広かったり、狭いのはNGです。
クラブを使って、自分の肩幅の長さを調べます
それに合わせて、“肩幅プラス50センチ”のスタンス幅に調整する
スタンス幅が決まったら、左足ツマ先を時計盤の11時を指すぐらいまで開きましょう。なぜならクラブを左サイドにしっかりと振り抜きたいからです。左足ツマ先が前を向いていると、左サイドに壁ができ、それがスイングの歯止めになります。逆に開くと、その歯止めがなくなり、フィニッシュまで振り抜けるようになります。
左足ツマ先を時計盤の11時を指すように開く
体の可動域が広がり、スピードが加速した状態で左サイドへ振り抜ける
次に上体を前傾しますが、足のつけ根から体を折るイメージで上体を倒しましょう。目安としては30度ぐらいです。お辞儀をするぐらいのイメージです。その形から両ヒザを少し曲げ、腕を肩からダランと垂らします。そのときに手のあるところでクラブを握り、ヘッドの位置にボールを合わせましょう。
足のつけ根から上体を30度前傾します
ヒザを軽く曲げ、両腕を肩からダランと垂らしたところでクラブを握り、そのときのヘッドの位置にボールをセット
正しく構えているつもりでも、いいショットを打ちたいという気持ちが強くなると、腕に力が入り、手の位置が下がってきます。その結果、ヘッドの先が少し浮いてしまいます。このまま打つと、フェースが返りすぎて左へ曲げてしまうので、両手の位置が下がりすぎないようにしましょう。
両手の位置が下がってくると、ヘッドの先が浮いてしまう。このことに気づかないでスイングすると左へ曲りやすい