現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。4回に渡ってお届けする基礎スイングのレッスンの3回目はフォロースルー&フィニッシュ編です。クラブを最後まで振り切ることは、上達への大きな一歩です。あなたは振り切っていますか?
インパクト後にスイングスピードがMAXになるように振りましょう!
クラブを振れるようになると、素振りをしたときに“ビュッ”という風切り音が聞こえてきます。皆さんはこの風切り音がどこから聞えますか? バックスイング、ダウンスイング、フォロースルーの3択です。ボールに向かって力強くクラブを振り下ろすからダウンスイングだと答える人も多いでしょう。しかし、正解はフォロースルーなんです。
バックスイングでもダウンスイングでもなく、フォロースルーでスイングスピードが最大になるのが理想。一度、どこで音が鳴るのか聞いてみましょう
視界にボールが存在する以上、どうしてもクラブヘッドをボールに合わせようとしがちです。それだと、ダウンスイングでスイングスピードがMAXになります。しかも、フィニッシュまで振り切れないことが多いため、結果的に飛距離が伸びません。ボールが飛ばないと悩む人の原因はここにあるのです。
ボールにヘッドを合わせる意識が強いと、スイングスピードが遅くなり、フィニッシュまで振り切れないので、飛距離が伸びない
フィニッシュまで振り切ったときって、気持ちよくありませんか? スイングの形にこだわることも大切ですが、それだけだと気持ちよさを味わえません。形にこだわりつつ、自分のスイングリズム、テンポでフィニッシュまで振り抜く。インパクトはあくまでも通過点という意識で振れるようになると、一気に飛距離が伸びるし、方向性もアップします。
インパクトはあくまでも通過点。フィニッシュまで振り切ることに意識を集中させてスイングしましょう。結果的にスイングスピードが上がり、飛距離も伸びます