現在、広島を中心に週150人以上の生徒にレッスンをしている木原睦美プロが教える上達のコツ。今回はグリップを握る強さとクラブを振るテンポについてレッスンします。ラウンド中、なかなかボールが当たらないと感じたとき、グリップの強さやスイングのテンポを変えると、急に当たるようになるんです。
グリップを握る強さは3段階、テンポはゆっくりバージョンをつくろう!
グリップを“ギュッ”と思い切り強く握った状態を100パーセント、クラブを触っているだけの状態を0パーセントとします。そのことを前提に、グリップ圧を30パーセントの強さ、60パーセントの強さ、そして90~100パーセントの強さの3段階に分け、それぞれを練習してみましょう。
特にどれが正解というわけではありません。今日はスイングが力み過ぎだなと感じたら、30パーセントのグリップにすればいいし、今日はスイングが緩んでいるなと感じたら、90~100パーセントの強さで握ります。
状況に応じてグリップ圧を変えることができれば、それだけスイングのバリエーションが増え、自分の調子に応じて最適なスイングを選択できます。
自分なりにグリップ圧を3段階に分け、スイングの調子に応じて、使い分けてみましょう。そのためには、日ごろの練習から常に3パターンのグリップ圧を練習しておきます
ラウンド中にミスショットすると、今日は早打ちだねと言われたことはありませんか? そんなとき、自分でスイングスピードを遅くできたらいいですよね。
通常、ゴルフスイングは約2秒かかります。おそらく早打ちと言われる人は1・5秒ぐらいでしょう。これを2秒に戻すには、意識的にスイングのテンポを遅くします。もちろん、普段から練習していなければできないスイングです。
練習場では、4秒ぐらい時間をかけてスイングしましょう。それでもいつもと同じスイングをすることがポイントです。
いつもの倍の時間をかけるぐらいの気持ちでゆっくりとスイングしてみよう。ラウンド中は素振りもこのスピードで行うこと