練習ではバッチリなのに、コースに出ると結果が出せない…。そんな悩めるゴルファー必見! 100切り請負人・木原睦美プロ直伝のノウハウは、結果にコミットするものばかり。今回からはメンタル編。他人にはやさしくなれるのに、自分に厳しいのはなぜ? あなたの心を軽くすれば、ゴルフもラクにコントロールできます。
実践すれば上達確実☆「予約殺到のレッスンプロ・木原睦美が教える100切り女子への道」バックナンバーをチェック
【11】打った直後に反省したり、ショットに自信がもてない、あ〜あと思うショットが多い…ネガティブワードは封印!
ボールが深いラフに入って「イヤだ〜」と叫んでも、ナイスショットできるわけではありません。ネガティブな言葉は自分の可能性を狭め、周囲の空気を重苦しくするだけ。これからは、難しい場面に遭遇したら「新しい!」に置き換えてみてはいかが? 苦手意識をワクワク感に変える魔法のワードです!
×自己否定
真面目な人ほど「こんなところでミスするなんて…」「ダメな私」と自分を責めてしまいがち。反省と否定は別です。
×たられば
「もっと飛んでいたら」「あそこでミスしなければ」など、ゴルフでたらればをあげたらキリがありません。
×悪い予言
「バンカーに入れちゃいそう」「このコース苦手〜」など、ミスを予言する言葉は禁物。ガマン、ガマン!
×ため息
満足できるショットができなかったとき、「あーあ」「もう〜」と嘆いていませんか?
×できない
「こんなバンカーから出せない!」「やったことがない」ではなく、最善策を考えてベストを尽くしましょう!
◆Regina読者に聞く。あなたが100切りできなかった理由は?
アンケートでは、自分に厳しい回答が続出。緊張や不安を抱えたままラウンドしている、という意見が多く寄せられました。
メンタルが弱い。一度ダメだと思うと、もうダメだと思ってどんどん調子が悪くなり、集中力も低下しがち。(ゴルフ歴3年 yukiraさん)
スロープレーにならないようにと思うほど焦ってしまい、練習通りのスイングができない。ミスを回避する方法等の最善策を予測・判断できていない。ランチ前と後の感覚が変わってしまい、調子が乱れがち(ゴルフ歴3年 つぶあんさん)
ひとつミスをすると気が緩み、続けてミスしてしまう。アプローチやパターなど、短い距離になるほどテキトーに打ってしまう。(ゴルフ歴7年 かおきちさん)
ミドルホールでパーオンさせようとすると、たいてい力んでミスする。マネジメントができていないのかも。(ゴルフ歴7年 ゴル子さん)
力んでアイアンでダフります。短いパットでもビビってショートしてしまうことが多かったように思います。(ゴルフ歴7年 くぅちゃんさん)
ワクワクしすぎて欲を出し、ロングホールで普段当たる率の低いウッドを使い、2打目を失敗すること多し。短いパーパットなど、絶好のチャンスの場面で力が入りすぎて失敗することが多いかも。(ゴルフ歴3年 ちょろさん)
崖や池越えのショートホールが苦手です。絶対越えられる距離なのに、無駄に緊張してしまってうまくいかないことが多いです。(ゴルフ歴2年 KAORIさん)
【12】人に見られていると緊張する、朝イチのティショットが苦手…ルーティンを口に出すと集中できる!
「あそこに飛ばそう」とイメージするのは右脳の働き。それを口に出すことで左脳が働きます。左右の脳のバランスが良くなると落ち着き、集中できるのです。人に見られると緊張する人ほど、ブツブツと口に出すのがおすすめですよ。集中すると、周囲の雑音も聞こえなくなります。もっと集中すると、ボールだけが浮き上がって見えるようになります。
◆ボールが浮き上がって見えるまで集中!
【13】ミスを引きずりがち、1つのミスから大崩れしてしまう…ミスはその場に埋める・捨てる
ポストショットルーティンで“いいとこ探し”をしましょうと紹介しました。他にも“ミスをその場で忘れる”具体的な方法があります。ひとつはターフ痕を直すふりをしながら悪いイメージを地面に埋めてしまう。もうひとつはカートのバケツに嫌なイメージをポイッと捨てる。これらは実際プロも試合中に行っていることで、テレビ中継でもたまに同伴者の肩や背中をポンと触っている(なすりつけている!?)のを見かけます。
ミスした場所に埋めて去る
撮影/内藤サトル、岡田こずえ(読者モデル分) エディター/大津恭子、佐藤繭子 撮影協力/千葉バーディクラブ