定期的に練習場に通い、レッスンも受けているのに、なかなか上達しない。スコアが頭打ち……。そんな日々が続くと、ゴルフへのモチベーションが下がってしまいます。同じように練習を重ねているはずなのに、上達の早い人はいったいどんなことをしているの? と疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、“ベストスコア80台”というアスリートなゴルフ女子の皆さんに、「私はコレで上達した!」というおすすめの練習法やルーティンを伝授してもらいました。ぜひ練習に取り入れて、目指せ80台女子!
◆スロー素振りを取り入れて、アイアンの方向性がアップ!
教えてくれたのは/知恵さん。ゴルフ歴5年。ベストスコア86。平均スコア 90〜95。
「自宅や練習場で、毎日、素振りを50回~70回続けています。使う番手はPW。ポイントは、最初の20回はスローで素振りをすることかな」と知恵さん。
かなりストイックな練習を続けている知恵さんは、50代になってはじめてクラブを握り、スクールに通わずに自己流で80台を達成したというから驚き。そんな知恵さんがこだわる、スロースイングのメリットは?
「スローでの素振りを最初に行うのは、インパクトの瞬間の手首の動きを確かめるためです。最初から普通に振ると、インパクトでフェースが被ったり、逆に意識すると開いてしまったりするので。上げて下ろす、という単純な動きですが、フェースをインパクト時にスクエアにもってくるためにはどうすればいいか、最初に身体に叩き込むイメージで実践しています」
スロースイングの体勢は、結構キツいですと知恵さん。この練習を始めたきっかけと、上達を実感した瞬間について教えていただきました。
「安定して90台で回りたいのに上手くいかない原因を考えたときに、私の場合は、アイアンの方向がバラけてしまう事だとわかったんです。方向性アップとスイングの確認のために始めた練習でした。
この練習を続けてみて、アイアンショットが自分の思い描いた通りの軌道を描いた時には、やってよかった~! と実感します。スコアアップする上でドライバーの上達はもちろん必要ですが、失敗しても2打目、3打目が上手くいくと、結果スコアは良かったりしますからね」
ラウンド回数を増やすのがスコアアップの近道、とよく聞きますが、知恵さんはラウンドに行けない女性にこそ、この練習がおすすめだといいます。
「年齢が50代になってからはじめてクラブとボールに触れ、スクールにも通わずに自己流で練習を続けてきました。何歳から始めても、毎日コツコツと練習を続けることで上達を実感しましたので、あまりラウンドに行けない方に、ぜひ試していただきたいです」