本気で飛距離を伸ばしたい、安定したスイングをしたいと思うなら、自宅でできるトレーニングを取り入れてみましょう。内転筋と腹筋・背筋をパワーアップできれば、間違いなくあなたのゴルフが変わります。ワンランク上の世界を見るためにも、“りたまる式”トレーニングを取り入れてみましょう!
教えてくれたのは:りたまるゴルフコーチ/1996年生れ、東京都出身。160cm。LPGAティーチングプロA級。三觜喜一プロのもとレッスン経験を積み独立。華奢な体格から生み出されるパワフルなショットにはギャップ萌え必須。わかりやすくロジカルなレッスンに信頼を置く生徒が多数。現在はフリーでゴルフレッスンを行いながら、各種メディアにも登場。Instagram(@ritamaru_golf)
◆開脚スクワットで太モモの内側を鍛えよう
通常のスクワットでは大腿四頭筋が鍛えられるので、太モモの前部がボコッと盛り上がってしまいます。女子にとってはあまりつけたくない筋肉ですよね。でも安心してください。ゴルフスイングで大切なのは太モモの内側にある内転筋です。今回は内転筋を鍛えるスクワットを紹介します。
1.まず、直立した姿勢から足を大きく広げます。このとき、両足のツマ先も開きましょう。
2.上体を前傾させず、胸を正面に向けたまま腰を落とします。できればヒザの角度を90度にしたいので、太モモが水平になるぐらいまで腰を落としましょう。
3.そこから胸を正面に向けたまま腰を上げていきますが、ヒザを完全に伸ばし切るところまでは戻しません。ヒザが軽く曲がっているところまで戻せばOKです。
この動きを30回×3セット行います。入浴前に鏡を見ながらゆっくりと10回でもいいので、毎日継続して行うことが大切です。
通常のスクワットだと、腰を落としたときにツマ先寄りに体重が乗るため、骨盤が前傾して負荷が小さくなります。このスクワットではツマ先に体重が乗らない分、骨盤も立ったままなので、負荷がきつくなります。それだけ効果があると感じてください。内転筋が鍛えられると、インパクトが強くなるので飛距離が伸びます。
◆プランクで腹筋と背筋を鍛えよう
お腹周りは腹筋と背筋で筋肉のコルセットをしている感覚が理想になります。そのためには、腹筋と背筋を鍛えることができるプランクが有効です。
1.まず、うつ伏せの姿勢から、両腕の前腕を床に着け、上体を起こします。このとき両足はツマ先だけが床に接しています。
2.この姿勢から腰を浮かせていきます。背中からカカトにかけて一直線になるのが正解です。このまま15秒間静止します。
3.次に、静止した姿勢から片足ずつ上に上げて15秒間静止します。さらに、両足を少し広げて、片手ずつ伸ばした状態で上げ、15秒間静止しましょう。
4.余裕があればプランクの姿勢から体を横に向けて静止します。この姿勢のままテレビを観てもいいかもしれませんね。
注意点は、両手の間隔をきちんと空けること、顔を正面に向けることです。
撮影/山代厚男 取材・文/山西英希 取材協力/Golvi Golf Lounge Ginza